数寸も妥協はしない。
刀匠のDNAが流れる繊細な感覚が、槌打ち、研ぎに呼応する

鎌倉時代の刀鍛冶から始まり700有余年の歴史を誇る刃物の街・関市で50年以上にわたり刃物製造を続けてきました。
刀身に美しい波紋が浮き出たダマスカス鋼はHattoriが開発した商品の中でも最高傑作と言われています。
 究極の切れ味を求めて、その根源となるのは鋼材にありと、研究、開発を進め、日本刀の作刀技術を基に刃の成分、熱処理、分子構造に至るまで追求、関の刀匠や武生特殊鋼材と共に試行を繰り返し開発した鋼材が、ニッケルステンレスダマスカス鋼です。
その技術は「積層金属製品」の名で特許を取得しています。
そのひとつHD鋼はニッケルとステンレスの各80層の皮鉄に芯材を重ね、穴をあけ鍛造すると美しい波紋が生まれる特殊な鋼材です。
 また、ニッケルとステンレス各30層の皮鉄にカウリX鋼を芯材とした鋼材をKD30鋼と呼び、その模様だし鍛造は、槌とたがねによる完全手作業です。
社内で鍛造、焼き入れと研削の間にある「歪取り」は、ブレードの微かな歪みを1本1本確かめ、手作業で調整していく非常に高度な技術を必要とします。
ナイフ製造を始めて45年、国内外の有名ブランドのOEM生産を続けながらも、Hattoriの職人魂は刃物の本質的な機能を求め続け、たどり着いた革新的な刃物造りの技術は、常に進化しています。
そこから生まれる高品質なナイフ、包丁は海外のブランドやプロの料理人からも注目され、Hattoriブランドとして高い評価を得ています。

服部唯知郎と服部刃物(株)のあゆみ

1939年 6月 服部唯知郎 刃物の街 関市で包丁鍛冶屋の三男として生ま
      れる      

1958年 4月 服部唯知郎 関市立関商工高等学校機械科卒業後、父親の経
      営する大手包丁メーカー「正広鍛工(株)」現
     「(株)マサヒロ」に入社


1971年 3月 服部唯知郎 独立し服部刃物製作所を設立


1979年 8月 服部唯知郎 服部刃物株式会社を設立
海外一流ブランドのOEMを中心に製作
テクナのダイバーナイフ カーショウの1050
コールドスチール ブローニング
映画「ランボー」「ターミネーター」に登場したナイフなど
多くを製作


1983年11月 ニッケルとステンレスのダマスカス鋼を開発
実用新案登録出願


1988年 3月 実用新案登録 高級ナイフ・包丁の製作に取り組む

1993年12月 HD-2(Hはハットリ、Dはダマスカス)と名付けた製品を
ナイフマガジンに掲載


1994年12月 KD30-雅(KはカウリX、Dはダマスカス)を製作


1996年 8月 KD30-101を製作
料理の鉄人 坂井宏行氏 陳健一氏の包丁をKD30鋼にて
製作


1997年 8月 KD30シリーズ総合カタログ製作
KD30-牛刀〜ペティを製作


2006年11月 服部唯知郎 関市 卓越技能を受賞


2007年11月 服部唯知郎 岐阜県 卓越技能を受賞


2010年11月 服部唯知郎 厚生労働省 卓越技能を受賞
      関市刃物工房にて講習会
      後継者育成講習会などの講師


2013年11月 NHK「イッピン」にKD30-牛刀にて出演


2016年 3月 創業45年を迎える


2017年 4月
 黄綬褒章を受章


2019年 6月
(令和元年)
 服部唯知郎 「傘寿」を迎えるにあたり「傘(さん)シリーズ」を発表




会社概要
会社名
服部刃物株式会社
代表者
代表取締役社長 服部唯知郎
所在地
〒501-3966 岐阜県関市居敷町18番地
TEL
0575-22-8545
FAX
0575-24-3865
MAIL
hattori@hattori-hamono.com
資本金
1000万円 
設立
1971(昭46)年3月
事業内容
刃物製造販売
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